E-BIKE(イーバイク)の種類
『E-BIKE(イーバイク)』は、2017年頃から増え始め、国内でも100種類を超える種類のモデルが発売されています。(2020年8月現在)価格帯も10万円程度から100万円を超えるものまで様々です。
今回は、
1.『E-BIKE(イーバイク)』の主な種類
2.ドライブユニット(モーター)の位置
をお伝えしていきます。
1.『E-BIKE(イーバイク)』の主な種類
『E-BIKE(イーバイク)』は大きく分けると3種類となり、下図のようになります。
1.電動アシストクロスバイク E-CROSS(イークロス)
2.電動アシストマウンテンバイク E-MTB(イーマウンテンバイク)
3.電動アシストロードバイク E-ROAD(イーロード)
1.電動アシストクロスバイク E-CROSS(イークロス)
ハンドルがまっすぐ(フラットバーハンドル)で、マウンテンバイクとロードバイクの中間の物(クロス)を意味して、クロスバイクという名で呼ばれています。一番種類が多く、中には前輪の部分にマウンテンバイクのようなサスペンションが付いたものも存在します。ただ、それは山道を走るというよりは、舗装路を走る前提の物といってよいでしょう。
スポーツタイプの自転車の中では、一番気軽に乗れるタイプですので、クロスバイク、電動アシストクロスバイク(E-CROSS(イークロス))共に、一番販売、輸入台数も多いポピュラーなものです。
2.電動アシストマウンテンバイク E-MTB(イーマウンテンバイク)
山道(未舗装路)を走るのに適しているのがマウンテンバイクです。タイヤ、サスペンション、ハンドルなど山道に適した部品が使われています。E-MTBなら、駆け降りるだけでなく、登りでも楽しさを与えてくれます。
3.電動アシストロードバイク E-ROAD(イーロード)
ハンドルがまっすぐでないドロップ型をしていて、ポジションを変化できるスポーツサイクルの定番がロードバイクになります。多くの競技はこのロードバイクが使われることがほとんどですので、より本格的な自転車というイメージがあります。E-ROADは、日本では種類が少ないですが、欧州ではは増えてきており、競技指向でない、新しいサイクリングの方向性を持たせられる可能性を持っています。
その他として、実際は、車輪の小さなミニベロのタイプや、さらに折りたたみモデルの機構が入ったフォールディングタイプもあり、電動アシスト自転車の一部である『E-BIKE(イーバイク)』がどこまでの範囲かというのを、完全に分離できる定義というのがあるわけではないので、やはり、大きく3種類があると抑えておけばよいでしょう。
2.ドライブユニットのモーターの位置
もう一つ抑えておいて頂きたいことがあります。『E-BIKE(イーバイク)』の特徴でもある電動アシストユニット(バッテリー、ドライブユニット(モーター、筐体、制御ユニット)、スイッチ)のうち、重量を占める割合が大きいモーターの位置になります。
下図の3タイプがあり、センタードライブ、フロントドライブ、リアドライブがあります。その他、ミッドドライブ、フロントハブ、リアハブなど呼び方はありますが、モーターが自転車のセンター(中央)にあるのか、フロント(前)にあるのか、リア(後)にあるのかの違いです。
スポーツ走行では、ハンドルの軽快さが損なわれないよう、センタードライブと、リアハブが使われることが多い状況です。「XROSS(クロス)」では、前後バランス、取付位置の低重心を活かせるセンタードライブのユニットが使われています。
『E-BIKE(イーバイク)』を検討されるときは、このようなタイプをおさえておきましょう。